本日の東京新聞朝刊に、イランの核合意の再建に向けた欧米と交わした最終文書の調整に関する記事が掲載されていた。文書の詳細は分からないが、イランに対する経済制裁を早く解除したいという欧米各国の焦りが滲み出ているように感じる。
イランはベネズエラ、サウジアラビア、カナダについで原油埋蔵量が多い国である。ロシアからの天然ガスの輸入が滞っている現在、特に欧州では化石燃料の確保に躍起となっている。イランは欧州に近いため、原油のパイプラインもトルコやアゼルバイジャンを経由すれば比較的設置は用意なのではないだろうか。
2学期以降の資源・エネルギー問題の授業の時に、この点を深掘りしてみたい。