『化学をつかむ』

細矢治夫『化学をつかむ』(岩波ジュニア新書 1983)をパラパラと読む。
折り紙で実際に正三角錐や正八面体を作ってみることで、分子構造を手に取るように理解しようという趣旨の内容である。後半になると分子結合式も複雑になってきて、正十二面体や正二十面体なども登場してくる。
分子の周期表で有名な「H He Li Be B C N O F Ne(水兵のリーベの僕の船)」の覚え方だが、リーベというのはドイツ語で「恋人」という意味だそうだ。そう考えると深い内容のポエムとも読み取れる。