「中国の高齢化」

本日の東京新聞朝刊の社説に、「未富先老」(未だ富まず、先に老いる:豊かになる前に老いる)、中国全体が豊かになる前に、少子高齢化が急速に進んでいるとの内容が掲載されていた。記事では触れていないが、「未富先老」という言葉は、鄧小平が1980年代に唱えた「先富論」を踏まえている。鄧小平は1980年代の沿海部の改革開放政策を主導した人物としても知られる。廈門、汕頭、深圳、珠海、海南省の5つの経済特区も、鄧小平の号令によって始まり、現在も中国の経済発展の先導役を担っている。