『見城徹 編集者 魂の戦士』

NHK「課外授業 ようこそ先輩」制作グループ『見城徹 編集者 魂の戦士:課外授業へようこそ先輩 別冊』(KTC中央出版 2001)をパラパラと読む。
角川書店を辞め幻冬社を立ち上げた見城徹氏が、小学校6年生のクラスで、2日間かけて実際に生徒の作文を編集するというテレビ番組の内容がまとめられている。編集の仕事は感動を伝えることだと言い切り、子どもたちの作文に思いっきり手を入れていく。
実際の生徒の作文の添削の様子などは読み飛ばしたが、次の一節が心に残った。

編集者というのは、自分が感動しないと動けないんですよ。(感動の具体的なシーン中略)感動しない限り、ぼくらの仕事というのは成立しないんです。感動しないものをやることぐらいつまらないことはない。せっかく生きているんだから、感動に出会ったほうがいいじゃないですか。感動に出会わない人生ほどつまらないものはなくて、感動すれば自分もまた変われるし、感動するということを自分のなかで知ったとき、とても人生が豊かになると思います。