『奈良の寺々』

太田博太郎『奈良の寺々:古建築の見かた』(岩波ジュニア新書 1982)をパラパラとめくる。著者は歴史学者ではなく、建築学が専門の研究者で、法隆寺や薬師寺、唐招提寺、興福寺、東大寺の5つの仏教建築の構造に焦点を当てた解説書となっている。垂木の組み上げや軒下の組物の解説など、専門書レベルの内容となっている。