『日本人が「世界で戦う」ために必要な話し方』

北山公一『日本人が「世界で戦う」ために必要な話し方』(日本実業出版社 2013)をパラパラと読む。
宣伝文句に「現役外資系マネージャーが教えるコミュニケーションルール」とあるように、グローバル企業で働く上で必要なコミュニケーションの基本的なルールや、組織と人間関係、会議やメールにおける誤解を招かない表現方法などが丁寧に説明されている。

多様なバックグラウンドを持った人たちが働くグローバル企業では、日本的な常識や思惑は通用しないというトーンで語られる。しかし、裏を返せば、グローバル企業での立ち振る舞いは、日本社会だと浮き上がってしまう。「空気が読めない」と評価されてしまう。「日本村」で働く自分には、参考になりこそすれ、真似したくない内容であった。