本日の東京新聞朝刊の佐藤優氏の「地政学ブーム」という題のコラムが興味深かった。
記事によると、最近地政学がブームになっており、単行本や新書の新刊が続いているそうだ。地政学のポイントは、長い時間を経過しても、変わらないもしくは変わりにくい要素を踏まえて国際関係の構造を大づかみにするところにある。具体的に言うと、地理は時代を経てもあまり変わらない。軍事に飛行機や人工衛星が使われるようになっても、アフガニスタン、イラク、チェチェンなどの山岳地帯を攻略することは難しい。こういう情勢を分析するときには地政学がとても役に立つ。
佐藤氏によると、現在、ロシアの大学で、将来、エリートになる学生は地政学を必ず学んでいるという。また返す刀で、居酒屋論議のような地政学書が書店に蔓延している日本の現状を憂えている。
「地政学ブーム」
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