ママチャリで北海道を目指そう

2000年夏ママチャリ北海道ツーリングプロジェクト

2000年夏、私が最近歩いて1分の近所の自転車屋で購入した28インチのママチャリで旅を目指すことにした。「予もいづれの年よりか、片雲の風にさそはれて、漂白の思いやまず」東北みちのくそして北海道の空を夏の陽もと仰ぎ見んと欲す。

「分け入っても分け入っても青い山」~自分のアイデンティティーをなぞらえる風景を失った詩人種田山頭火の根無し草魂を胸に、一路黒旗振りかざし、芭蕉翁の落とした足跡をたどりながら、日光、白河、仙台、中尊寺を目指す。それから北海道江差に向かう。全長800キロの旅路が私の目の前に広がってくる。

3年前の夏に私は北海道にバイクで3週間かけて一周したが、その年は北海道は異常気象で、北海道に18日いたのだが、そのうち15日は雨に降られるというバイク乗りにとっては最悪のコンディションであった。そのためぐるっと一周しつつも所々抜け落ちている場所がある。その一つが道南の日本海側だ。3年前は最後は陸走で帰ってきたため、札幌から函館に向かったのだが、雨にたたられ国道をひたすら突っ走るだけだった。せっかくのオフロードバイクの意味がなかった。

その苦い経験を脳裏に巡らせながら、春日部を走る4号線の歩道に立ち北の空を見上げる。


今後の予定:
脚力強化メニューの作成

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