辰巳渚『捨てる!技術』(宝島社新書)を読了。
つい身に覚えのあることが書かれており笑ってしまうことが多かった。この「捨てる技術」は捨てるための技術を紹介しているのだが、その前提として物をため込んでしまう人間の習性に着目している。例えば明らかに無駄なお蕎麦セットなどがある時、我々は後で必要になるかもしれない、お客さん用に使うかもしれない、結婚したら娘が使うかもしれないと判断する時期を先へ先へと延ばしてしまう。そうして捨てることの「痛み」を味わうことがないために、また無駄使いをしてしまう。そうした捨てることのつらさを経験することでシンプルな生活を目指そうというのがこの本の主題だ。是非一読をお薦めします。
『捨てる!技術』
コメントを残す