本日の東京新聞朝刊に、文化審議会が佐渡金山の世界文化遺産登録に向けて動き出しているとの記事が掲載されていた。
一般に地理の教科書では、金や銀、銅、錫などの非鉄金属は新規造山帯から産出されるとの記述がある。新期造山帯は約2億5000万年前から急激な造山運動を受けて形成され、鉄鉱石を除く地下資源が豊富に存在する。但し金や銀などのレアメタルは必ずしも新期造山帯から産出されるものではなく、地球上の各地に偏在する。
以下に、金産出国の最新の統計データを引用しておいた。数年前まで上位に入っていた南アフリカは既にベスト10から外れている点に留意したい。
2020年の金産出国のランキング ベスト10
1 | 中華人民共和国(中国) | 380t |
2 | オーストラリア | 320t |
3 | ロシア | 300t |
4 | アメリカ合衆国(米国) | 190t |
5 | カナダ | 170t |
6 | ガーナ | 140t |
7 | インドネシア | 130t |
8 | ペルー | 120t |
9 | カザフスタン、メキシコ | 100t |