本日の東京新聞朝刊に、2015年から内戦が続き、慢性的な水不足によりコレラが発生するなど、深刻な状況にあるイエメンの記事が掲載されていた。イエメンは隣国のスンニ派の盟主サウジアラビアが支援する暫定政府と、シーア派の盟主イランが支える反政府武装組織の衝突が繰り返され、敵対するサウジとイランの「代理戦争」の色合いが濃く、国連は「世界最大の人道危機」と停戦を呼びかけている。
記事にもある通り、一時的な給水で凌ぐのではなく、水道管の修復などのインフラを整備し、自立して水を供給できるシステムを作ることが、本当の復興である。降水量が豊富な日本では理解しにくいが、アフリカの乾燥地域では水汲みだけで一日の大半を費やしてしまい、学校にも通うことができな子どもがたくさん存在する。水道のインフラ整備は、その国の教育や貧困にも寄与する大きなプロジェクトとなる。そうした中で日本の取り組みが評価されていることは素直に嬉しい。