日別アーカイブ: 2021年12月30日

宇都宮ライド

今年最後のライドは、小学校6年生と4年生の子を連れて、1泊2日宇都宮往復ライドとなりました。行きは千葉県柏から茨城の境や栃木の結城を経て宇都宮に至る日光東往還と呼ばれた県道を繋ぐコースです。帰りは宇都宮の柳田大橋というところから鬼怒川サイクリングコースを経由するコースです。帰ってくる途中でパンクがあり、何度もコンビニで休憩を繰り返し、最後はブルベのように夜道をひたすら走り切りました。

今年は息子という一生の付き合いのできるサイクリング仲間とあちこち行くことが充実した一年となりました。ちなみに真ん中の子の自転車は、自転車系ユーチューバーの方から購入した、R2000クラリスで組まれたフェルトのZ100という10年くらい前のロードバイクです。今月上旬も横田基地やら鎌倉、平塚周辺を走りました。

下の子の自転車も自転車整備を生業としている個人の方から購入した、オルベアのアヴァンというロードバイクをフラットバー化したものです。フレームに貼られたメイド・イン・スペインのシールがカッコいいです。ただ、9速のシフトレバーとスプロケットに、10速の105のディレーラーを合わせて組まれたもので、シフトチェンジがどうにもしっくりきません。フロントはシングルにしたものの、リアはトラブル続きです。

来年は3泊4日くらいでロングライドにチャレンジしたいものです。


『やさしい行列とベクトル』

川久保勝夫『やさしい行列とベクトル:なぜヨットは風上に進めるのか』(日本実業出版社 1987)を読む。
東大理学部数学科を卒業し、阪大理学部で線形代数学を研究する著者が、一般の方向けに分かりやすく、行列とベクトルの基本と、両者の関係性について分かりやすく語る。スキーやゴルフ、マーケティングなど分かりやすい題材を挙げて、数学的な解説を加えている。

コリオリの力や偏西風の原理などもベクトルを使って説明するのだが、さっぱり分からない。一般の人が以下の説明を読んで理解できるだろうか。

コリオリの力は、運動方向に対して常に垂直であるために、仕事をしない力です。このことは内積を考えれば分かります(cosθ=0ですから)。

高度約5000メートル以上では北極に低気圧があり、等圧線は北極を中心にしてほぼ同心円をなしているのです。したがって北極に向かって風が吹き、コリオリの力で方向が右にかえられるのです。上空では摩擦係数が少ないから「地衡風」となり、ほぼ東に向かう、つまり西風になるのです。