月別アーカイブ: 2020年3月

『目で見る仏像・菩薩』

田中義恭・星山晋也編著『目で見る仏像・如来』(東京美術 1986)を読む。
菩薩とは、人々を救済することを願い、自らも修行を積んで如来を目指す者、地蔵菩薩をはじめ我々に身近な仏像たちである。神仏の世界の如来に比べ、まだ人間らしく、様々なアクセサリーを身に付け、「会いに行けるアイドル」といった位置付けの仏像である。

菩薩の中でも一番如来に近いのが弥勒菩薩であり、菩薩の完成形である。その他、普賢菩薩や文殊菩薩、虚空蔵菩薩、地蔵菩薩など、多くの種類の菩薩が紹介されている。とげぬき地蔵や子育地蔵などの馴染みのある地蔵から、中には、荒縄でぐるぐる巻きにされた縛られ地蔵や、豆腐を供える豆腐地蔵などの変わり種もある。人それぞれ、仏もそれぞれである。

権現堂サイクリング

本日、幸手権現堂周辺のショップライドに参加した。
途中立ち寄った幸手のロードステーションでモーニングを食べるのに、2時間近く掛かってしまい、幸手の権現堂までのポタリングだった。最後に杉戸の坂斉養鶏場でロールケーキを購入した。久しぶりに家族の土産にしたのだが、卵の味が濃厚で美味しかった。

権現堂の桜 権現堂の動物 幸手ロードステーション 杉戸 坂斉養鶏場

『秘密』

東野圭吾『秘密』(文藝春秋 1998)を読む。
映画みたいな展開で、一気に読み終えた。新海誠監督のアニメ映画『君の名は』に似たような展開もあり、テンポ良く話が進んでいく。
ちょうど年頃の娘を持つ父親として作品世界に入っていったので、物語だと分かっていても、親近感を禁じ得なかった。