月別アーカイブ: 2015年11月

私たちはあきらめない!戦争法廃止!安倍内閣退陣!国会正門前集会

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私たちはあきらめない!戦争法廃止!安倍内閣退陣!国会正門前集会

日時:11月19日(木)18:30~
場所:国会議事堂正門前
呼びかけ:戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会(略称;「総がかり行動実行委員会」)
link → http://sogakari.com/

 10月19日の国会正門前集会は9500名を超える市民が参加し、戦争法廃止の声をあげました。あの9月19日の許し難い強行「採決」のあとも、国会前はもとより、全国各地で市民の集会やデモなどの行動がつづいています。
 あろうことか、安倍政権と与党は憲法53条にもとづいて125名の野党の衆院議員が連名で臨時国会開催要求を出したにもかかわらず、逃げまくっているばかりです。戦争法の廃止法案、沖縄辺野古の埋め立て問題、原発再稼働問題、TPP問題、労働の規制緩和など人間の安全保障の課題などなど、問題が山積みなのに、政府のこの姿勢は絶対に許せません。11月19日(木)、ふたたび、みんなで国会前に結集しましょう。声をあげましょう。
 暗くなってきました。ペンライトなど、できるだけ光ものの持参など工夫してください。
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『身体と心が生まれ変わる!呼吸法』

原久子『身体と心が生まれ変わる!呼吸法』(宝島社新書 2002)を読む。
医学的・科学的見地からの呼吸法について知りたいと思い手に取ってみた。だが、実際は著者の主張する呼吸法によって心身の不調が解決し、自分の生き方や将来に前向きになれるという自己啓発を主眼とした内容の本だった。呼吸を変えれば胃痛や頭痛だけでなく、腰痛や冷え性、視力低下まで治るとされているが、「鰯の頭も信心から」であろう。
ただし、深く呼吸をする方法として上半身全体を投げ出す「五体投地」の呼吸法は参考になった。早速試してみたい。

”辺野古の海を埋め立てるな! 11・22新宿デモ”

以下、メーリングリストより転載します。


*緊急!
11月22日(日)14:00~
          新宿アルタ前に集まってください

”辺野古の海を埋め立てるな!
           11・22新宿デモ

場所 : 新宿アルタ前
日時 : 11月22日(日) 14:00
               15:00 デモ出発

主催 : 辺野古への基地建設を許さない実行委員会
連絡先 : 沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック(090-3910-4140)

 沖縄・辺野古では信じられない事態が進行しています。豊かな自然を壊す軍事基地建設には合理的な根拠がなくこれ以上基地の押し付けはごめんだ!という沖縄の民意に基づき、翁長知事は9 月13日、辺野古の埋め立て承認の取り消しを決定しました。
 こうした全くの正当な決定に対し政府・防衛省は、本来「私人」の権利である行政不服請求を“私人を装って”請求し、一方で今度は知事の権限をはく奪する「代執行」の手続きを進めています。また辺野古現地で抗議する人々に対しては、なんと警視庁の機動隊100数十名を派遣し、弾圧の前面に立たせています。安倍政権の横暴はとどまるところを知りません。
 しかし沖縄県民は決して負けてはいません。勝つまで粘り強く今も闘っています。政府は追い詰められています。体を張って闘っている沖縄の人々に応えて、東京でも基地建設反対の声を上げていきましょう。

 主催:沖縄・一坪反戦地主会 関東ブロック http://www.jca.apc.org/HHK/

『沖縄 平和の礎』

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大田昌秀『沖縄 平和の礎』(岩波新書 1996)を読む。
恥ずかしながら、随分長い間本棚に眠っていた本である。琉球大学の退官から沖縄県知事時代の講演会の記録である。繰り返し、沖縄戦争における実体験や、琉球の戦前戦後の歴史が語られ、そして、基地問題の実態や代理署名における苦悩、2015年を目処にした基地の整理・縮小を目指す計画などが語られる。

 戦後沖縄の問題について考えるたびに、私は日本本土の問題と対比的に考えずにはおれません。というのは他でもなく、ある意味では、沖縄の幸、不幸というのは沖縄の人々によってもたらされたというより、多くの場合、日本本土の政治や経済ひいては教育、文化のありようによって生じたといって良いからです。それだけに、本土在住の一般国民が沖縄問題をどう認識し、どのように関わるかによってもらに左右されてしまうのです。勢い、沖縄問題に取り組むと半ば否応も無しに、いったい「日本にとって沖縄とは何か」とか、ぎゃくに「沖縄にとって日本とは何か」と反問せざるをえなくなります。

さらに、大田氏は次のように述べる。

 これまで私は沖縄を訪れる政府首脳や政党のリーダーたちに、繰り返しその主旨のことを申しあげてきました。それは誇張ではなく、沖縄問題への対応のありようは、文字通り日本の民主主義の成熟の度合いを推し量る一つのメルクマールになると思うからです。こうした点を、全国民的な問題として大いに議論してほしいものです。

さらに、大田氏は、平和への取り組みについて、平和学者のヨハン・ガルトゥング教授の問題提起を紹介している。かなり長いが、内容も文章も分かりやすいので引用してみたい。

 ガルトゥング教授は平和を実現するため、3つのPが必要だと述べています。第一にPeace Movement(平和運動)、第二にPeace research(平和研究)、第三にPolitical party(政党)の3つであります。これらが三位一体となって平和の創造に取り組むのでなければ、人々が期待するような平和は成り立たないと説いているのです。
彼は、またこれら三つの中でとりわけ中心となる平和運動の今日的な特徴は、二つに分けることができるとも述べています。
第一の平和運動はissue movement、つまり、今日人々が直面している時々刻々における問題を対象とし、それに取り組む平和運動のことです。たてエバ、最近、県民は種々の理由から米軍地位協定の見直しについて協力し合って真剣に取り組んでいます。このような運動こそがissue movementというわけです。
もう一つは、個別的な時事問題を対象にして起こる運動ではなく、もっと根源的な平和運動です。つまり、戦争を廃絶しようという、最も重要な基本的問題を対象に取り組まれる運動のことであります。戦争を廃絶すると言えば、そんなことは、この人間世界ではありえないことだとつい考えてしまいます。そのため、実際にはユートピア的とか、気違い沙汰だと馬鹿にされがちです。しかし人類の歴史を振りかえってみると、奴隷制度の廃止とか、植民地の廃棄などということは、ある時代においてはそれこそユートピア的思想であったにもかかわらず、今日ではすでに実現しているのも少なくないのです。最近のアフリカの状態などを見ても、人間が人間を奴隷的に支配することは、もはや許されない状態になっています。植民地支配の廃絶にしても全く同じで、この問題もかつては戦争を廃絶する課題と同様に、「植民地が廃絶されるものか」というのが一般的な考え方でした。しかし、今ではそれらの課題は見事に克服されています。
ガルトゥング教授によると、一つの国や社会で軍事化が進むと、それはまるで癌細胞のように国の経済や文化、政治に至るま全ての分野をむしばんでいく危険があります。その上、軍事化が進むと経済成長が圧迫され、文化も全体的に軍事化され、さらには他国の文化や異民族に対して憎悪を植え付け、仮想敵国としてのイメージを培っていく傾向にならざるをえないというわけです。あまつさえ、国際政治においては、国家機密を保護するという名目で政府に反対する声は押しつぶされ、個人個人の権利も国益と国の安全の名において押しつぶされてしまいます。

何十年も前の文章なのだが、後半はここ数年の日本の政治状況を予見したかのような内容となっている。大田氏は知事時代に2015年を目処に計画的かつ段階的に米軍基地の返還を求める「基地返還アクションプラン」を作成し、21世紀の沖縄を方向づける「国際平和都市形成構想」を策定しているが、その最終年である今年になっても、普天間基地の返還は進まず、辺野古の基地整備だけが進んでいる。

本日の東京新聞朝刊に、安全保障関連法に反対する学生グループ「SEALDs(自由と民主主義のための学生緊急行動、シールズ)」が昨日、東京・新宿、名古屋、辺野古の3カ所でデモを行ったとの記事が掲載されていた。学生の一人は「自分が沖縄基地の負担を強いる立場だったことに、悲しいほど無自覚だった。もう見て見ぬふりはできない」と決意を述べている。こうした若い世代を見習い、大田氏の思いを受け止める真の民主主義をそれぞれの立場の中で作っていかねばならない。

『ロードバイクバイブル』

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エンゾ早川『ロードバイクバイブル』(エイ出版社 2006)を読む。
ロードバイクの選び方に始まり、ライディング・セッティングの基本、ロングライドのコツ、体幹の使い方、メンテナンスなど、この手の入門書のセオリー通りの内容で、メンテナンスの説明も丁寧で、参考になるところが多かった。しかし、ところどころに著者のクセのある見解や説明が入るのはいささか閉口してしまう。
理論派なのか感覚派なのか、どちらとも言えない微妙な立ち位置が面白いのであろう。いずれにせよ読者を選ぶ作品であろう。

現代用語の基礎知識:この本の厚みは55mで、股下寸法を測定するのにちょうど良い。自転車乗りの指定図書として、必ず1冊は購入するように。
下ハン同盟:エンゾが現在秘密裡に結成を準備している秘密結社。「人生の大半を下ハンを握って暮らす」ことをスローガンにしている。
ヘルメット:私の店では、ヘルメットの購入優先順位は決して高くない。なぜならヘルメットは、「転んだときに効果を発揮するもの」であって、「転ばないためには何の役にも立たないもの」であるからだ。