福永武彦短編集『夢見る少年の昼と夜』(新潮文庫 1972)を数編だけ読む。
表題作のほか、10編近くの短編が収められている。だいぶ昔に買った本なので、古本の匂いがぶーんと漂ってきた。
夢や死の世界が描かれるのだが、夏の暑さのためか、あまり頭に入ってこなかった。
月別アーカイブ: 2015年8月
『謎解きはディナーのあとで』
東川篤哉『謎解きはディナーのあとで』(小学館 2010)を読む。
大変細かいディテールの間隙を突いた推理小説である。
6編あり、最後の書き下ろしの1編は粗さが目立ったが、異色の推理を堪能した。
『ツール・ド・フランス完全ガイド』
土肥志穂『ツール・ド・フランス完全ガイド』(ダイヤモンド社 2007)を読む。
マイヨ・ジョーヌや総合優勝の仕組み、山岳ステージなど、ツール・ド・フランスのことが全く分からない人向けの説明から、風向きと位置取りの関係や、逃げの不文律、アシストの役割などの中級者向けの解説、現地での絶好の観戦ポイントの見つけ方や2007年当時の選手のタイプ別の紹介などマニア向けの内容まで幅広く扱っている。
ヨーロッパ発祥のスポーツならではの騎士道精神に根ざしたルールのあり方などが分かって、異文化理解論として読むこともできた。
「知っていますか…ヒロシマ・ナガサキの原子爆弾」写真展
〈集会等お知らせ〉
★◆「知っていますか…ヒロシマ・ナガサキの原子爆弾」写真展
http://www.jps.gr.jp/20150804/
原子爆弾の悲惨な実情はこれまでも何回か展示されていますが、今回は被爆直後に
撮影された写真原板が残されているものを中心に構成し、オリジナルネガの状態に忠実に、
新しくプリントした写真でご覧いただきます。写真は、被爆直後の惨状を捉えた松重美人と
山端庸介の写真をはじめ、原爆投下から10月末までの3ヶ月間に撮影をした写真家11人、
60点です。あわせて8月5日と8日には講演会も開催いたします。
展示写真家:松重美人、山端庸介、深田敏夫、岸田貢宜、尾糠政美、川原四儀、宮浦甫、
菊池俊吉、林重男、田子恒男、佐々木雄一郎。
会期:2015年8月4日(火)~30日(日)
会場:日本カメラ博物館JCIIフォトサロン
〒102-0082 東京都千代田区一番町25番地 JCII 一番町ビル(地下1階)
電話(03)3263-7110. JCIIフォトサロン.
休館日:月曜日 10:00~17:00 入場無料
主催:公益社団法人日本写真家協会「日本写真保存センター」
後援:中国新聞社、公益財団法人広島平和文化センター平和記念資料館
協力:長崎原爆資料館、朝日新聞社、一般社団法人日本写真著作権協会
山端祥吾、田子はるみ、岸田哲平、塩浦雄悟