岩谷宏『基礎からわかるインターネット』（ちくま新書 1995）を読む。
確か、数年前に初級シスアドを受ける時に、IPプロトコルやFTPなどの基礎用語の確認のために買った本である。しばらく本棚の奥に眠り続けたものであ る。
タイトル通り、ネットワークや通信の基本が分かりやすく述べられている。しかし、いかんせん発刊されたのが、インターネット元年の1995年であり、まだ 電話回線モデムを利用したダイヤルアップ接続の頃の話である。今や跡形もなく消え去ったニューズグループの解説や無駄なく接続するための利用術など、時代 の流れを感じさせる内容であった。
また、1995年当時、ネットバンキングは十数年先のことと考えられていたようだ。1999年にはあっさりとimodeで実現してしまったのに。