稲泉連『僕らが働く理由、働かない理由、働けない理由』(文藝春秋 2001)を読む。
高校を中退し、大検を経て大学に入った著者が、同じように働くことに戸惑いを感じている20代の若者8人に生い立ちから含めてインタビューを試みている。
不登校や転職を繰り返している若者でも、働く喜びや社会とつながっている実感が、前向きに生きることの原動力となっていることが分かった。また、学校教育 がそうした生きる労働から一番遠い場所であるという現実も突きつけられる。
『僕らが働く理由、働かない理由、働けない理由』
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