芥川龍之介の短編集『トロッコ・鼻:少年少女日本文学館』(講談社 1985)を読んだ。
何年か前に芥川の作品を固めて読むという経験をしたが、だいぶ記憶が薄れており、来月に『羅生門』を授業で扱うので教材研究として手に取ってみた。芥川らしくない童話も収録されていて興味深かった。友を裏切った結果姿を変えられても、忠義を尽くそうとする犬を描いた『白』が面白かった。いつか機会があれば 子どもに読み聞かせしたい作品であった。
『トロッコ・鼻』
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芥川龍之介の短編集『トロッコ・鼻:少年少女日本文学館』(講談社 1985)を読んだ。
何年か前に芥川の作品を固めて読むという経験をしたが、だいぶ記憶が薄れており、来月に『羅生門』を授業で扱うので教材研究として手に取ってみた。芥川らしくない童話も収録されていて興味深かった。友を裏切った結果姿を変えられても、忠義を尽くそうとする犬を描いた『白』が面白かった。いつか機会があれば 子どもに読み聞かせしたい作品であった。
岩井俊二『スワロウテイル』(角川書店 1996)を読む。
元々が映画のシナリオなので、性急な展開となっているが、円高の日本の風俗街に集まるアジア系民族の人間模様が描かれる。
昔の『仁義なき戦い』のような銃撃戦や残虐シーンといった派手な映像が思い浮かぶ作品であった。