今日は埼玉でも朝から雪が降り、都心では5年ぶりの積雪を記録したという。今冬は日本海側の豪雪のニュース映像を見慣れたせいか、東京の降雪の映像を見ても危機感はまるで感じない。
夜になって雪が止んだので、さいたま新都心へ三谷幸喜監督『THE有頂天ホテル』(2005 東宝)を観に行った。
大晦日の大ホテルを舞台にした作品で、年越しのカウントダウンに向けて、豪華キャストによるドタバタ劇が展開される。長回しのパン映像が多く、観客も同じホテルの宿泊客になって年末の慌ただしさに振り回される感覚に捉われる。出演者それぞれが一年間自分の思い通りに生きられなかったストレスを抱えホテルにやってきたのだが、ラストのホテルの年越しパーティを契機に全員が笑顔を取り戻していくさまは観ていて爽快感が伴う。あれだけの出演者がいながら、皆が皆主役になってしまう演出・構成方法はさすがである。
『THE有頂天ホテル』
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