別冊宝島編集部編『水で血液サラサラ』(宝島新書 2001)を読む。
脳血栓や心筋梗塞といった成人病は高血圧や糖尿病、肥満などの生活習慣病が起因とされているが、その大本の原因は血液にあると作者は断言する。つまり発汗等によって血液中の水分が不足するために、血液がドロドロになり、動脈が硬化し様々な病気を生むというのだ。そのため一日2リットルを目標に水分—体温に近い真水が一番身体に良い—を補給したほうが良いと述べる。とにかく水分補給をしろの一調子である。
たしかに人間の身体の3分の1は水で出来ている。体内水が1%減少するとのどの渇きを覚え、10%減少すると筋けいれんや失神を起こし、20%減少すると確実に死に至るという。昔NHKの番組でタモリが「健康のことについて考えることが一番健康に悪い」と述べていたが、水の重要性を半ば強迫的に思い知らされた気がする。しかし水を飲み過ぎるのはよくないと主張する医師もおり判断に迷うが、こまめに汗を流してこまめに硬水を補給することを心掛けていきたい。
『水で血液サラサラ』
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