読書」カテゴリーアーカイブ

『時の渚』

第18回サントリーミステリー大賞受賞作、笹本稜平『時の渚』(文藝春秋 2001)を読む。
30半ばの私立探偵が35年前に生き別れた息子を探してほしいという老人の依頼を受けるところから話は始まる。

『ネコでもわかる? 有事法制』

小西誠『ネコでもわかる? 有事法制』(社会批評社 2002)を読む。
敗戦間近の1943年から44年にかけて全国の動物園で、飼育されていた動物が虐殺された経緯と、2002年当時問題になった、武力攻撃事態法、自衛隊法改定、安全保障会議設置法改定の3つについて、その実態と憲法との乖離について分かりやすく解説されている。

『旅のヒント』

五木寛之『旅のヒント』(東京書籍 2004)を読む。日刊ゲンダイに連載されているコラム「流されゆく日々」からの引用が大半であった。70を越えても旅を続ける作者が愛用しているバッグや靴、コートなどが、選定理由とともに写真入りで紹介されており興味をひいた。

『ゲルマニウムの夜:王国記Ⅰ』

第119回芥川賞受賞策、花村萬月『ゲルマニウムの夜:王国記Ⅰ』(文春文庫 2001)を読む。
文庫本の背表紙のコピーが、よく分からないが、力強くて印象的で、作品の雰囲気を表していたので引用してみたい。

人を殺し、育った修道院兼教護院に舞い戻った青年・朧。なおも修道女を犯し、暴力の衝動に身を任せ、冒涜の限りを尽くす。それこそ現代では「神」に最も近く在る道なのか。世紀末の虚無の中、〈神の子〉は暴走する。目指すは、僕の王国!