山口義徳『面白いほど仕事がうまくいくウラ技手帳術』(ぱる出版 2009)を半分ほど読む。
高卒後多くの業種を経験するが会社倒産により失業し、ハローワークから3年8ヶ月で社長にまで上り詰めたというサクセスストーリーを持つ著書が、自身の手帳術を分かりやすくまとめている。タイトルにある通り、営業職で外回りをするビジネスマンを対象に、商談のアポイントやメモ、交渉の駆け引きのポイントに絞って説明している。
この手の手帳術の本は、手帳術以上に著者の経歴に焦点が当てられることが多い。しかし、この本は著者や知人の紹介のページも無く、ただ淡々と参考書のように2ページ1項目で説明が続いていく。手帳を使っている「人」が見えてこない。途中から飽きてしまった。
「読書」カテゴリーアーカイブ
『石原良純のこんなに楽しい気象予報士』
石原良純『石原良純のこんなに楽しい気象予報士』(小学館文庫 2001)を読む。
芸能人として活躍する著者が、少年時代の気象に関する興味や、気象予報士の受験体験記、受験テクニック、気象予報士としての仕事などを思いのままに語っている。タレント本と学術系新書の中間くらいの内容である。
気象学についての説明があるわけではないが、500hPa面の高層天気図の重要さや、アメリカ中西部での竜巻発生のメカニズムなど、知識になるような話が興味深かった。
石原氏も徹底して読みこなした、気象予報士の学科試験の内容を網羅していると言われる、『わかりやすい天気図の話』(クライム気象図書出版)と『一般気象学』(東京大学出版会)を早く読んでみたくなった。いや、そのまえに物理と地学の基礎をしっかりと学ぶ必要がありそうだ。
『LIFE!』
子どもをお風呂に入れてから、イオンシネマで、ベン・スティラー監督・主演『LIFE!(原題:THE SECRET LIFE OF WALTER MITTY)』(2013 米)を観た。
本日の夕方に、上の子と下の子を連れて『映画ドラえもん 新・のび太の大魔境〜ペコと5人の探検隊〜』を観たばかりだったのだが、イオンシネマの3ヶ月パスポートの残り期間があと3日となったので、少しでも無料の内に観てやろうという貧乏根性が眠い体に鞭を打った。
廃刊寸前の写真雑誌「LIfe」編集部で、写真のネガ管理をしている妄想癖の強い独身中年男性が、ふとしたことで写真家の跡を追って、グリーンランドやアイスランドへ冒険に出かけて行くという話である。まさに、昼に観た『映画ドラえもん 新・のび太の大魔境』の冒険活劇の大人版である。現在の私の心境にピッタリの映画であった。主役のベン・スティラーと同じ、人生の折り返し地点を回った40代以降の男性であれば、きっと自分自身と向き合うエネルギーを貰える映画である。
『まんてんの宇宙・気象』
「まんてんの宇宙・気象」編集部『まんてんの宇宙・気象:宇宙飛行士・気象予報士の仕事』(インターメディア出版 2003)を読む。
気象や宇宙を期待していたのだが、気象予報士から宇宙飛行士を目指す女性を描いた、当時NHKで放映されていた連続テレビ小説「まんてん」を味わうためのガイドブック的な内容であった。まとまった内容ではなく、気象予報士の試験や星座、ロケットについての断片的な情報が並んでいる。
途中、1年がかりで行われる宇宇宙飛行士の選抜試験の過程が紹介されているのだが、『宇宙兄弟』での難波六太の訓練の様子を思い出し、「なるほどなぁ」と思って読んだ。
『とりたい!! 気象予報士』
大英出版編集部編『とりたい!! 気象予報士:よくばり資格情報源…取り方&活用法』(大英出版 1995)を読む。
出版の前年、1994年から始まった気象予報士の資格の概要や、気象予報の仕事、試験の勉強法などがかいつまんで説明されている。中高生の将来の仕事の調べ学習程度の薄い本なので、気象の専門的なことについてはあまり触れられていないが、気象予報にかけるおじさんたちの思いは伝わってきた。20年近く前の本なので、データなどはあまり信用できないが、気象庁の管轄事項や天気図の簡単な書き方は参考になった。
また、「気候」という言葉は、名宰相と言われた周公旦が1年を15日ずつに分けた「二十四節気」と、それをさらに5日ずつに等分した「七十二候」の「気」と「候」を合わせたものだということを初めて知った。「二十四節気・七十二候」という言葉は、「立春」や「大寒」などよく耳にしており、古文や漢文の季節感を表す季語なのだろうという理解しかなかった。しかし、この太陽太陰暦は、自然環境と農業を密接に結びつける指標となっており、昔の人たちの季節や気象に対する正確な認識に改めて畏敬の念を抱いた。


