読書」カテゴリーアーカイブ

『自分さがしの旅』

斎藤一人『自分さがしの旅』(KKロングセラーズ 2012)をパラパラと読む。
人生を主体的に前向きに生きていこうという自己啓発本である。著者のことを全く知らないで読んだこともあり、途中で読むのをやめた。この手の本は著者の背景と合わせて読むべきである。

『探偵ガリレオ』

東野圭吾『探偵ガリレオ』(文春文庫 2002)を読む。
1998年に刊行された本の文庫化である。長らく本棚に眠っていた本である。女性ファンが多いのも頷ける作品である。

『図解 新東京探訪コース』

五百沢智也『図解 新東京探訪コース』(岩波ジュニア新書 1988)をパラパラと読む。
著者は東京教育大学理学部地学科地理学専攻を卒業し、山岳・氷河地形研究者で、山岳鳥瞰図作家としても知られている。

そのため、東京の観光案内なのに東京の地形の成り立ちに関する章から始まっている。最後は竹下通りや東京ディズニーランドなどの観光案内も入ってくるのだが、江戸時代の名残を探したり、侵食地形を辿ったりと元祖ブラタモリ的内容となっている。

地質時代の、ごく新しい、ここ150万年ぐらいの間を第四紀というが、そのうち、一番新しい時代を沖積制、それ以前を洪積世と、区別して呼んでいる。洪積世は、ヨーロッパ大陸にノアの洪水が運んだと考えられていた巨大な岩塊まじりの土砂が堆積した時代という意味でつけられた呼び名である。

『水族館は海への扉』

杉浦宏編著『水族館は海への扉』(岩波ジュニア新書 1989)をパラパラと読む。
著者の杉浦氏は、日本大学農学部水産学科を卒業し、恩賜上野動物園水族館に勤務したのち、井の頭自然文化園水生物館長を務めた、現場一筋の水族館員である。ラジオ「全国こども電話相談室」の回答者としても活動しており、自身の経験を交えて、戦後になって各地に広まっていった水族館にまつわるドタバタが描かれる。

上野動物園は正式には「東京恩賜上野動物園」という。母体は1882年開園で、日本で最も古い動物園である。昭和天皇が結婚した1924年に、動物園を施設ごと東京都へ「下賜」されたものである。

その他アクリル板を用いた水槽作りなど、自身の経験で文書が綴られており、高度経済成長期に日本各地で繰り広げられた挑戦が垣間見えて面白かった。

『宇宙のキーワード』

海部宣男『宇宙のキーワード』(岩波ジュニア新書 1991)をパラパラと読む。
当たり前の話だが、夜空にきらめく星は全て自分で光る恒星である。その恒星の光を反射して見える惑星は、太陽系にある水・金・地・火・木・土・天・海王星以外、存在を確認できていない。
そういった宇宙に関する基本的な内容が分かりやすく説明されている。
他にも、野辺山の電波望遠鏡や岐阜県のカミオカンデなど、政府が科学開発に重点を置いていた時代背景が垣間見える。