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『星座12ヶ月』

冨田弘一郎『星座12ヶ月』(岩波ジュニア新書 1980)を手に取ってみた。
ギリシャ神話と科学的な話が同じ章の中で混在するので、とにかく読みにくい本だった。
パラパラ読みすらできず、途中で放棄。

『はじめての和楽器

石川憲弘編著『はじめての和楽器』(岩波ジュニア新書 2003)を読む。
箏演奏家の著者に加えて、尺八、三味線、打楽器などの演奏家がそれぞれ和楽器との出会いや特徴、音の出し方の簡単などを紹介する。

琴と箏は元々別物だということを初めて知った。「琴」はスチールギターのように、一本の絃で多くの高温を出すことのできる楽器である。一方、「箏」は基本的に一絃一音なので、十三絃や二十絃などの種類が存在する。

尺八は昔の日本の長さの単位で「一尺八寸」だったので、真ん中の二文字をとって「尺八」となった説が有力である。

和太鼓演奏の基本姿勢に関する説明が興味深かった。そのまま空手や拳法の構えと全く同じである。重心や呼吸、八方目なども網羅されている。すごい発見だった。

  1. 軽くあごを引き、背筋をまっすぐ伸ばします。操り人形のように、頭のてっぺん(つむじ)が、糸で上に引っ張られるような感じで立ってください。
  2. 腹や肩の力みがないよう、頭の上のほうを意識しながら、軽く全身の力を抜きます。ただし、これは次の動作へすばやく移るための態勢ですので、ダラッとしてはいけません。意識は「シャープ」、身体は「リラックス」。
  3. 重心はおへその下(丹田)に置くようなつもりで、ゆったりと腹式呼吸をします。
  4. 目線は、前方正面の一点を見すえます。目は動かしません。黒目の動きや方向は、2,000人くらい入る大きなホールでも、観客席からはっきりわかり、目立つものです。

『検索バカ』

藤原智美『検索バカ』(朝日新書 2008)を読む。
芥川賞作家の著者が、テレビやラジオで語ってきたことが一冊の本としてまとめられている。著者自身がテーマについてまとめているので引用してみたい。

このところずっと、違和感というか、不快感を覚えていた言葉があります。
「検索上手」「情報整理の達人」「空気を読め」というような言葉を、いたるところで目にします。どうもイヤだな、これは違うぞ、という思いは、しだいに形になり、やがてそれは私たち現代人の「自立して考える」ことの衰え、という現象へといきつきました。
検索と情報処理にたけて、クウキ読みさえできれば、この世の中、うまく渡っていけるかのような昨今ですが、はたしてそうでしょうか? というのがこの本のテーマになっています。

ずばり、著者自身の言葉でまとめられたテーマの内容となっている。見事である。

『にっぽんの秘島』

ロム・インターナショナル編『にっぽんの秘島:行きたくなるガイド』(河出書房新社 2017)を読む。
参考文献をまとめた雑学本なのだが、最後まで楽しむことができた。海に囲まれた日本列島には6852の島が存在する。そのうち、伊豆大島や淡路島のような有人島が300、それ以外はすべて無人島である。その中から87の島について、地図や島の特徴、印象的なエピソードを交えて簡単に紹介されている。

取り上げられている島のいくつかは、内田康夫の旅情ミステリーの舞台となっているので、ひときわ郷愁めいた思いを感じた。千葉県の仁右衛門島や三重県のミキモト真珠島、山口県の祝島、大分県の姫島、沖縄の御嶽など、小説を読みながら地図を確認していたので、懐かしい出会いという感じだった。

『アインシュタインが考えたこと』

佐藤文隆『アインシュタインが考えたこと』(岩波ジュニア新書 1981)を読む。
調べてみると、20年前に読んだ本だった。アインシュタインの経歴にも触れているが、タイトル通り「アインシュタインが考えたこと」に関する話なので、アインシュタイン登場以前の近代科学の流れや、アインシュタインが着想した量子力学などが簡単にまとめられている。ブラックホールの話など分かりやすかった。