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「カシミールで印パ両軍砲撃」

本日の東京新聞に、国境が確定していないカシミール地方の領有を巡って、インドとパキスタンの衝突があったとの記事が掲載されていた。いつも通りの内容なので新鮮味を感じないが、米国の外交が空白期間に入るので、これ以上の拡大は歯止めが効かなくなる畏れがある。

記事の中でインドのモディ首相のコメントが取り上げられている。授業中に触れたが、ナレンドラ・モディ首相はカースト制度で一番下のダリッド階級(不可触民)出身の人物である。それ故に、ヒンドゥー教至上主義を掲げ、中国やパキスタンに対し強硬な態度で臨むことで愛国心を訴求している。就任7年目を迎えるが、いまだに高い支持率を得ている。中国の拡大主義には注意をしたいが、インドの軍事大国化にも関心を持っていきたい。

「人口増対応 タンパク源」

本日の授業で紹介した東京新聞の記事より。
何度も紹介しているが、これから増加の一途を辿る人口増と持続可能な環境保護に対応するには、昆虫のタンパク源を利用する以外に手はないように思う。是非、農学部や栄養学部に進学して、昆虫食の可能性を追求してほしいと思う。

「イスラエル入植を推進」

本日の授業で紹介した東京新聞の記事より。
イスラエルではバイデン次期大統領がパレスチナ問題に介入してくる前に、既成事実を積み上げていく行動を起こしている。

「2020 米大統領選 選挙人獲得状況」

連日マスコミを賑わせているアメリカ大統領選挙の様子です。
テレビでは両候補の人柄や郵便投票などの不備などがテーマとなっています。

授業でも少し紹介しましたが、下記の地図に小麦や大豆、とうもろこし、綿花の生産量が多い地域を重ね合わせると、びったりとトランプ大統領が獲得した票と一致します。また、ヒスパニック系が多いカリフォルニアなどの人口の多い地域では民主党が多数の票を獲得しています。

テレビのニュース番組でも報道されていましたが、五大湖周辺の「ラストベルト(さびた工業地帯)」地域の票が、前回の共和党から民主党に流れたのが勝敗を分けたようです。

チャップリンの映画で紹介しましたが、アメリカの産業革命は、五大湖周辺の豊富な水資源が得られる地域で発展しました。ミシガン州から東部沿岸にかけての地域となります。白人のブルーワーカーが多い地域で、労働組合の基盤が強く、民主党の地盤となっていました。しかし、前回の大統領選ではミシガン州やウィスコンシン州、ペンシルベニア州などで大統領が選挙人を獲得しました。今回はラストベルト地域を抱える州で軒並み民主党バイデン氏に流れが戻ったのが勝敗を分けたようです。

世界史で米国の西部開拓のところに入っていくので、この続きは触れたいと思います。