本日の東京新聞に、国境が確定していないカシミール地方の領有を巡って、インドとパキスタンの衝突があったとの記事が掲載されていた。いつも通りの内容なので新鮮味を感じないが、米国の外交が空白期間に入るので、これ以上の拡大は歯止めが効かなくなる畏れがある。
記事の中でインドのモディ首相のコメントが取り上げられている。授業中に触れたが、ナレンドラ・モディ首相はカースト制度で一番下のダリッド階級(不可触民)出身の人物である。それ故に、ヒンドゥー教至上主義を掲げ、中国やパキスタンに対し強硬な態度で臨むことで愛国心を訴求している。就任7年目を迎えるが、いまだに高い支持率を得ている。中国の拡大主義には注意をしたいが、インドの軍事大国化にも関心を持っていきたい。