久保博司『警察崩壊!』(宝島社文庫)を読む。
警察組織の内部崩壊の一番の原因として、キャリア制度を取り上げている。特に警察庁のお飾りに過ぎない国家公安委員会の実態についてのルポは分かりやすかった。しかし冤罪事件を防ぐ方法として、「日ごろから、自分の行動を記録しておくことである。そういうメモがあれば、たとえ事件が起きた時間帯に一人でいたとして、その主張の助けにはなる。たとえば、『午後九時よりTV』とあれば、テレビを観ていたことを想いだせるし、捜査員にもメモを示せる」としたのはギャグ狙いか?
『警察崩壊!』
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