本日の東京新聞朝刊に、アフガニスタンの難民がトルコやパキスタンの砂漠地帯を抜けてトルコへと流れ着いているとの報道があった。すでにトルコには30万人ものアフガン難民を抱えている中で、トルコの東部の国境近くの町に数多くの難民が押し寄せているとのことである。
地理の労働力の移動という視点で考えていくと、就労や生活の場を求めて一人当たりのGNIが高い国へと難民は移動していく。トルコは人口8400万人おり、一人当たりのGDPは8600ドルとなっている。中央アジア・西アジアで一番の経済大国である。ちなみにイランは同4200ドル、パキスタンの一人当たりGNIは約1500ドルとなっている。アフガニスタン難民がイランやパキスタンではなく、トルコを目指すのも頷ける。
GNIとGDPは厳密に言うと計算方法が異なるのだが、地理では一緒くたに考えてよい。