埼玉〜大阪 560km? 3日目

本日は富士市のホテルから掛川までの85kmの旅路であった。出発早々に針のような鉄片が刺さってパンク。幸いパッチゴム1枚で修理完了。

由比ヶ浜あたりは東名高速道路と第一国道に挟まれた自転車道を快走。その後、静岡駅近くのマックで昼食休憩後、ひたすら国道1号を西へ向かう。

伊勢物語でも歌われた宇津谷峠のトンネルを抜ける。令和の現在でも竹林が鬱蒼として不気味さを感じる。藤原高子の呪いか、宇津谷峠へ至る上り坂で膝が悲鳴を上げる。

大井川の長い鉄橋を越える時には、隅田川のほとりで「いざ言問はむ都鳥」を詠んだ在原業平に、西上りの自分をなぞらえる。

大井川を越えてから掛川までの旧東海道にあたる静岡県道381号島田岡部線と静岡県道415号日坂沢田線がきつかった。こんな坂を案内するGoogleマップを恨んだ。

浜松まで行くつもりであったが、金谷から掛川の山道ですっかり意気消沈。掛川のホテルにほうほうの体で駆け込む。
掛川は大学最後の年に就職面接で訪れて以来20数年ぶりの来訪である。面接終了後、掛川駅前の公衆電話から断りの電話を入れた思い出のある土地である。あの頃がまさに人生の分岐点であった。