江戸川乱歩『大金塊』(ポプラ社 1964)をパラパラと読む。
月刊娯楽雑誌「少年倶楽部」(大日本雄辯會講談社)に、1939年1月から1940年2月にかけて連載された、少年向け探偵小説の第4話である。犯人はすっかり怪人二十面相だと思っていたが、肩透かしを食った感じだ。
犯人グループの一味が「「フフフフフフ、おれたちが、みんな百万長者か。なんだか夢みたいだね。」と語る場面がある。暗号資産で億単位の儲けを得た「億り人」なんて言葉が流行る現代に照らすと、百万長者はお安い。
江戸川乱歩『大金塊』(ポプラ社 1964)をパラパラと読む。
月刊娯楽雑誌「少年倶楽部」(大日本雄辯會講談社)に、1939年1月から1940年2月にかけて連載された、少年向け探偵小説の第4話である。犯人はすっかり怪人二十面相だと思っていたが、肩透かしを食った感じだ。
犯人グループの一味が「「フフフフフフ、おれたちが、みんな百万長者か。なんだか夢みたいだね。」と語る場面がある。暗号資産で億単位の儲けを得た「億り人」なんて言葉が流行る現代に照らすと、百万長者はお安い。