「トンガ沖噴火 太平洋側 各地に津波」

授業で紹介した本日の東京新聞朝刊から。
トンガといっても馴染みの薄い国である。イギリスの保護領だったので英語が公用語となっており、オーストラリアやニュージーランドとの関係が深い。人口10万人、一人当たりのGNIは5,000米ドル(2019年、世界銀行)であり、経済的には中レベルである。日本の支援が多く、オーストラリアに次いで、2018年度には約30億円の無償資金協力を行っている。

授業中に紹介したが、トンガは環太平洋造山帯に位置しており、火山や地震が多いことは十分に予測されたことである。海底火山だったので、何の前触れもなく火山と地震と津波が同時に発生したようである。日本でも伊豆・小笠原海溝付近での海底火山活動が勢いを増しており、対岸の火山(火事)では済まされない。