「『極端な気象』大被害」

本日の東京新聞朝刊に、地球温暖化による甚大な災害をもたらす「極端な気象」に関する記事が掲載されていた。極端な気象とは、一昨年の西日本豪雨や昨年の台風19号で歴代1位の箱根での1日の降水量922.5mmの記録、全国的に1日に100mm以上の大雨が降る日の増加に見られるように、日本近海の海水温の上昇が原因と見られる異常気象である。

海水温が上がると、海面上の空気も温められ、飽和水蒸気量(空気が水蒸気)が大きくなるのでより降水量が多くなる。逆に海水温が下がると飽和水蒸気量が小さくなるので、降水量が少ないというのは、昨年の地理Aの授業の南米のところで強調したところである。フンボルト海流(ペルー海流)やガラパゴス諸島、ゾウガメやイグアナなどの単語を覚えているでしょうか。

近年、房総半島周辺で熱帯の海にしか生息できないサンゴ礁やクマノミ、キンチャクダイが見つかっている。大気温に比べ水温は変化が少なく、1度の違いでもそこに生息する海洋生物にとってはとてつもない大きな影響を及ぼす。
イギリスでもj、周辺の北海海域の水温上昇で、名物料理のフィッシュ・アンド・チップスに使われるタラやハドックなどの寒海魚が姿を消しつつあるという。日本でも、ニシンやホッケ、タラなどの寒海魚が獲れなくなってしまうかもしれない。また、授業内容の変更が必要なのか。。。