『子どものいた街』

井上孝治写真集『子どものいた街』(河出書房新社 2001)を眺める。
井上氏は1919年に生まれ、3歳の時の事故で聴力と言葉を失い、言葉のない写真の世界に身を置いた人物である。主に1950年代の風景を中心に、団塊やその少し上の世代が街中に溢れていた頃の写真が収められている。
アスファルトで覆われていない街の様子が新鮮だった。