『平山郁夫画集 大和路を描く』(中央公論社 1988)を眺める。
平山郁夫氏が存命中に発行されたもので、奈良の寺院や仏像を描いた25枚の作品が収められている。ラフなスケッチ集なのだが、何やら漫画みたいな絵で、あまり上手いとは思わなかった。
平山氏自身が日本画の原点である仏教画に魅せられた経緯が綴られており、そちらの方は興味深く読んだ。平山氏は生まれ育った広島で被爆した体験を持つ。東京美術学校(現東京芸術大学)日本画科を卒業し、そのまま東京芸大に残り、大学長まで務めている。
『平山郁夫画集 大和路を描く』(中央公論社 1988)を眺める。
平山郁夫氏が存命中に発行されたもので、奈良の寺院や仏像を描いた25枚の作品が収められている。ラフなスケッチ集なのだが、何やら漫画みたいな絵で、あまり上手いとは思わなかった。
平山氏自身が日本画の原点である仏教画に魅せられた経緯が綴られており、そちらの方は興味深く読んだ。平山氏は生まれ育った広島で被爆した体験を持つ。東京美術学校(現東京芸術大学)日本画科を卒業し、そのまま東京芸大に残り、大学長まで務めている。