『台湾論』

小林よしのり『台湾論』(小学館 2000)を読む。
漫画を読み慣れていないので、何日かかけて読み終えた。台湾独立派を戦前の日本の潔い精神が宿っていると褒め称える。一方、昨今の日本の政治家やサヨク連中は大陸側に阿るばかりで、心根が腐っていると断じる。論理が飛躍しているのだが、漫画のキャラクターで穴埋めされ、何となく同感してしまう。漫画の功罪を感じた。

台湾の人たちのアイデンティティや中国からわずか2キロしか離れていない金門島、蒋介石の人柄など、参考になるところは多かった。