『「超」速読勉強法』

椋木修三『「超」速読勉強法』(成美文庫 2010)を読む。
視線の動かし方による速読のノウハウと記憶のメカニズムによる効率的な学習方法が紹介されている。あまり目新しい内容はなかったが,著者の主張する「能動的読書」が興味深かった。「能動的読書」とは,「この本の内容はこうだ」とタイトルや目次などから自分で内容を先読み,先取りする読み方である。最初に本の内容を想像し,それが合っていたかどうかを確認するために読むという方法である。自分の予想が当たったかどうかギャンブルにも似たわくわく感があり,予想が当たってても外れても強く印象に残り,長期に記憶されるという。また,こうした先読み先取りの読書が生活や仕事にも生きてくると述べる。
さっそく,新書などで実践してみたい。