『奇子』

手塚治虫『奇子』(角川書店 1989)を読む。
勉強の合間に手に取ってみた。国鉄三大ミステリー事件以降の戦後日本社会の闇と、20年以上地下の座敷に監禁されていた主人公奇子の人生の2つの闇が交錯する「暗黒」漫画である。横溝正史の世界を彷彿とさせる。