内田康夫『隠岐伝説殺人事件』(角川文庫 1990)上下巻を読む。
後鳥羽上皇が隠し持っていて、戦後のドサクサで闇に消えていった「源氏物語絵巻」の「末摘花」が発見されたことから、戦後の旧日本軍も絡んだ連続殺人事件が発生する。冒頭から「名探偵」浅見光彦が活躍する、内田作品の王道を行く歴史旅情ミステリーである。作者もあとがきで述べているように、最後はいつも通りドタバタで事件が解決していくが、いつかはゆったりと隠岐を訪れたくなった。
『隠岐伝説殺人事件』
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内田康夫『隠岐伝説殺人事件』(角川文庫 1990)上下巻を読む。
後鳥羽上皇が隠し持っていて、戦後のドサクサで闇に消えていった「源氏物語絵巻」の「末摘花」が発見されたことから、戦後の旧日本軍も絡んだ連続殺人事件が発生する。冒頭から「名探偵」浅見光彦が活躍する、内田作品の王道を行く歴史旅情ミステリーである。作者もあとがきで述べているように、最後はいつも通りドタバタで事件が解決していくが、いつかはゆったりと隠岐を訪れたくなった。