『弱虫ペダル』

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渡辺航『弱虫ペダル』(秋田書店 2008~2012)の第1巻から22巻までを一気に読んだ。
週刊少年チャンピオンに現在も連載されている、高校の自転車競技部を題材とした少年漫画である。
少年向けの漫画を読むのは、いったい何年ぶりであろうか。

インターハイのロード種目というあまり聞き慣れないスポーツを扱っているが、少年漫画の王道を行くような内容となっている。
ちょっと落ちこぼれのアニメおたくの主人公小野田坂道くんがひょんなきっかけで、自転車ロードレースで全国1位を目指すことになるのだが、ライバルと争いや仲間との友情、努力と根性を丸出しにしながら、わずか数時間の試合の中で驚異的に速くなっていく。ママチャリからロードレーサーへ、ビンディングやドラフティングを覚え、限界を超えて「進化」していく姿も興味深い。わずか10数秒のシーンなのに、心理描写のコマや回想の場面が2週、3週に渡って続く。

40代のおっさんにとっても、昔懐かしい『キン肉マン』や『キャプテン翼』、『ドラゴンボール』、『魁!!男塾』などの漫画に夢中になった小・中学生時代を思い出す

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