〈集会等お知らせ〉

メーリングリストより以下転載します。


★『圧殺の海 沖縄・辺野古』(2015年森の映画社製作109分)横浜上映会のご案内
日時 3月9日(月) 第1回 13時半開場 14時 上映
          第2回 18時 開場 18時半上映
会場 横浜市技能文化会館8階802(JR関内駅5分)
料金 1000円 中高生500円
連絡・問合せ 沖縄の自立解放闘争に連帯し反安保を闘う連続講座
       http://www7b.biglobe.ne.jp/~okinawa-koza/
後援 基地撤去をめざす県央共闘会議

 2014年キネマ旬報文化映画部門の7位に選ばれた話題作の最新版です。辺野古で何が起こっているのか。日本にとって、沖縄とは何か?沖縄にとって、日本とは?多くの人に、見てほしい。
「圧殺の海」横浜上映会へ!

「辺野古を撮り続けて」共同監督 藤本幸久・影山あさ子
 私たちが辺野古を撮り続けて、10年になる。この間、「Marines Go Home」と「ラブ沖縄」という2本のドキュメンタリーを世に送り出した。2014年7月1日、辺野古の新基地建設が着工された。沖縄県民は、何度、NOの声をあげたことだろう。あらゆるデモクラシーの手段を尽くして。しかし、ついにその声を日米政府がかえりみることはなかった。 警察・機動隊、海上保安庁を前面に立てて、反対する人たちを力ずくで抑え込みながら、工事をすすめる日本政府。巡視船やゴムボート、特殊警備艇、警戒船など、最大80隻にもなる船が、辺野古の海を埋め尽くす。おじぃやおばぁたちは、「まるで、沖縄戦当時のよう」と言う。海底の調査を地上の作業で代替するというインチキなボーリング調査。海に勝手な制限ラインを設定し、報道機関の船も遠ざけ、連日、幾人ものカヌー隊員を拘束し、排除を続ける「海猿」海上保安官たち。ゲート前でも機動隊は、報道機関も排除し、怪我人を出すほどに猛り狂う。
 たたかいは続いている。炎天下の日中も、台風前の雨の中も、ゲート前に座り続ける人びと。両手を広げて工事用のトラックの前に立つおじぃやおばぁたち。カヌーに乗り、体一つで海へこぎ出す人びと。屈しない人たちがいる。8月23日には3600人、9月20日には5500人。辺野古に集まる県民も日増しに増えている。
 しかしブイがおかれ、立入禁止と書かれたフロート(浮具)で仕切られ、真黒なゴムボートが浮かぶ物々しいキャンプ・シュワブ沿岸。彼らのゴムボートが走り回る真下に、ジュゴンが海草を食む藻場がある。日本人同士の衝突をよそに、キャンプ・シュワブの浜では米海兵隊の水陸両用戦車が走り回り、フロートの近くで、海兵隊員たちはシュノーケリングに興じている。2014年11月16日、沖縄の人たちは、新基地建設NOを掲げる翁長雄志氏を県知事に選んだ。日本政府は、またしても、沖縄の民意を圧殺しようとするのか。あるいはそうさせないのか。
 ここに造られようとしているのは、普天間基地の代替施設、ではない。耐用年数200年、オスプレイ100機、揚陸強襲艦が運用可能な最新鋭の基地だ。この海は、誰のものなのか。安倍政権が目指す「戦争する国」づくりの最前線・辺野古。/私たちは、今日も、そのど真ん中で、カメラを回し続けている。中央メディアが取材に来ない沖縄、地元メディアも排除される辺野古。周到に準備された「無関心の壁」に一穴を穿ちたい。私たちの未来の行方が、封じられ、圧殺される前に。

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