日別アーカイブ: 2024年12月21日

『文章構成法』

樺島忠夫『文章構成法』(講談社現代新書,1980)をパラパラと読む。
手に取ったのが、1994年発行の第27冊版だったので、かなりのベストセラーであったようだ。
著者は小学校中学校での作文指導の研修も担当され、日本語文章能力検定協会顧問も務めていた文章作成のプロである。句読点の打ち方や主語述語の一文レベルの文法ではなく、主題を明確にし、主題を効果的に読者に伝えるための文章構成法が紹介されている。

小論文の構成法として、問題提起と結論の間に、観察予告と観察結果、仮説の提示、研究実践と研究結果を入れることで、文章の根幹がしっかりすると述べる。