日別アーカイブ: 2022年8月20日

『幻想古書店で珈琲を』

蒼月海里『幻想古書店で珈琲を』(ハルキ文庫 2015)を読む。
神保町の三省堂を思わしき大型書店の本棚の隙間に、魔法の喫茶店がオープンしたというファンタジーである。ニコライ堂やすずらん通り、書泉グランデなど、駿台予備校時代に足繁く通った本屋や風景が出てきて懐かしかった。

『田園発 港行き自転車』

宮本輝『田園発 港行き自転車』(集英社 2015)の下巻を読み終えた。
賀川真帆・寺尾多美子、脇田千春、夏目海歩子・佑樹の3つの家族の物語が絡み合い、富山県滑川に3つの物語が収束していく。久しぶりに長編を読み終えた疲れが残った。