本日の東京新聞夕刊より。
記事によると、福井県の約1億2700万年前の地層からネズミほどの大きさの哺乳類の化石が見つかったとのこと。約2億5000万年前から6500万年前の中世代(三畳紀、ジュラ紀、白亜紀)は爬虫類、とりわけ恐竜が地球上を謳歌した時代である。大型の草食恐竜や獰猛な肉食恐竜が主役だった白亜紀に、哺乳類はひっそりと進化を遂げていた。そして、約6500万年前にメキシコ・ユカタン半島に約10〜15キロほどの隕石が衝突し、地球生物の75%が死滅するという大惨事の後、気候も大きく変動し、哺乳類を中心とした恒温動物だけが生き残り、進化を続けていくことになる。「ドラえもん」風に言えば、今回発見された哺乳類の化石は、我々人類の祖先であった可能性もある。