本日の東京新聞夕刊に、海洋プラスチック汚染への対処として、企業や官公庁でペットボトルから缶へ移行が徐々に進んでいるとの記事が掲載されていた。
アルミ缶のリサイクル率は94%、ペットボトルは同84%となっている。いずれも欧米に比べ極めて高い率となっている。但し、国連環境計画(UNEP)によると、日本国民一人当たりのプラスチック容器ゴミの排出量は年間約32kgで米国に次いで世界ワースト2位である。
日本の夏はヨーロッパに比べて寒暖差と乾湿差が大きく、冬の寒さと乾燥により暖かい飲料が好まれ、夏は熱中症対策で水分補給が欠かせない。日本と飲料は切っても切れない関係である。江戸時代からいつでもどこでも水を飲むという習慣が日本の生活に根付いている。
ペットボトルの飲料を飲むなということではなく、マイバッグやマイボトルを持ち歩く方が、節約に繋がるしカッコいいという宣伝が必要である。芸能人やユーチューバーが広告塔になっても良いし、学校教育の中で環境教育を進めていくことも一案である。2年後から始まる地理総合の中で、海洋汚染をとりあげつつ、家庭基礎の消費者教育と連携する総合的学習も考えられる。