月別アーカイブ: 2015年5月

カレッタ汐留

2015-05-05 18.20.36

家族を連れて、カレッタ汐留へ出かけた。

草加で用事を済ませ、ふとゴールデンウィーク気分で夜景が見たいと思い、国道4号を都心へ向かった。 東京タワーか東京スカイツリーへ行こうと考えていたが、 途中家族5人分の展望台への入場料の総計が瞼にチラつき、急遽無料で夜景が見られるとどこかで聞いたカレッタ汐留へハンドルを切った。
生憎数年前のカーナビでは周囲のビルすら表示されず、ぐるぐる回りながら地下駐車場に入った。

カレッタ汐留は電通マンが平日昼休みやアフターファイブに立ち寄るような敷居の高い店が多く、小さい子ども連れの我々は夜景を待つこともなく、夕焼けに照らし出されるビル群だけ写真に収めてさっさと退散した。

帰り際、郊外の庶民の味方のガストに立ち寄りほっと一息ついた次第である。

『青葉台駅チャリンコ2分』

鈴木カオリ『青葉台駅チャリンコ2分』(小学館 2005)を読む。
早稲田大学自転車部初の女子部員として活躍した後、「サイクルスポーツ」誌での編集生活を経て、2002年2月に横浜市青葉区に夫ともに「轍屋自転車店」を開店するまでの半生記が描かれる。
自転車に纏わる軽いエッセーだろうと思い手に取ってみたのだが、著者のド派手な怪我や股ズレ、病気の体験談が凄まじい。また、自転車だけでなく、妊娠・子育てに追われる主婦と夢を追い続ける夫とのすれ違いや、何の準備もなく進められる店舗設計の話なども面白かった。
素直に読んで良かったと思える作品であった。ホームページを見る限り、「轍屋自転車店」の経営は上手くいっているようであるが、末長く地元で繁盛してほしい。