月別アーカイブ: 2014年1月

肺炎。。。いよいよ本厄の到来か。

今年1月3日の夜から喘息のような咳が止まらず、今日の朝までずっっっっっっと寝込んでいた。
これほど本も読まず新聞も読まずテレビも見ずにただひたすら寝続けたのはちょっと記憶がない。薬がよく効く体質なので、たいがい病院で処方される薬を飲めば1日2日で治るのが常であった。
当初は疲れから風邪を引いたのだろうと思い、子どもがお世話になっている掛かり付けの近所の医者に行った。しかし、そこではインフルエンザの検査で陰性だったので、咳止めと解熱の薬を渡されただけだった。
しかし、薬を飲んだ後も「ゼェーゼェー」という咳が止まらず、37度台の微熱が続き、単なる風邪ではなく、もっと重い病気なのではと思い始めた。記憶がまだ鮮明なここ20年の中でとびっきり辛いのである。そこで、今日の午後レントゲンが設置された病院に行ったところ、右の肺の下部が白くなっており、間髪入れず肺炎という診断が下された。昨日深夜にスマホのネット調べたところ結核か肺炎だろうと予想していたので、結核ではなくて少し安心をした次第である。その後点滴をして少し楽になって家に帰宅した。

肺炎は食欲がなくなるとのことだが、まさにドンピシャリである。3日の夜から本日7日の夜までの96時間で、ヴィダーインゼリー4つ、ヨーグルト3つ、バナナ2本、みかん1個、コーンスープ2袋だけしか口にしなかった。それでも全く空腹感がないのである。昨夜などは咳で体力を消耗するのに、その体力がないので大変苦しい数時間を過ごした。
ネットによると、肺炎は日本人の死因統計の第3位だそうだ。これから重篤化する可能性もあるので、安静に努めたい。

『INOKI BOM-BA-YE2013!』

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ハードディスクに録画してあった、『INOKI BOM-BA-YE2013!』(2014/01/03 フジテレビ)を見た。
大晦日の夜にド派手な演出の格闘技番組が姿を消して久しいが、北岡悟選手や青木真也選手のキレのある動きに目を見張った。
後半はオールドプロレスのような試合だったので、チラ見程度であったが、ミノワマンや石井慧選手などの決して金銭的には恵まれていないであろう格闘技愛がよく伝わってきた。

テレビで見た限りだが、審判が「ここだ」という場面できちんと止めていたので、スポーツとして安心して見ることができた。締めや関節に加え打撃もある中で、選手の動きを見極め、試合の興奮を背に受けつつも選手の生命すら預かるMMAの審判は、大変な技量と精神力が求められる。

それにしても「三日月」から真っ直ぐに入ったパンチの凄さを改めて実感する場面もあった。首を痛めた自分にとっては、その後のリハビリの大変さも合わせて痛みとして「ぐうっ」と伝わってきた。

『思想への旅立ち』

五木寛之討論集『思想への旅立ち』(河出書房新社 1975)を読む。
昨日手に取った塩野七生さんとの対談集を読んで正月気分を味わうことができたので、本棚の奥に長年眠っていた本を手に取ってみた。
1970年代前半の、現在から見ればまだまだ「熱い」時代の様々な雑誌に掲載された討論が収められている。『朝日ジャーナル』や『情況』などの時代を象徴する雑誌の誌上で、菊池昌典、武満徹、内村剛介、唐十郎、寺山修司、山下洋輔、塚本邦雄、篠山紀信、高畠通敏の9人と五木氏が政治から音楽、文化、思想まであらゆる諸相について語りつくす。学生運動と芸術や文学との関係、戦中派と戦後派の相克、運動としての演劇など、『青春の門』での「自立編」「放浪編」で主人公伊吹信介が抱えていた悩みについて熱く語られていた。ちょうど私が高校生の頃に憧れていた政治や社会批評、文化評論が載っていたので、当時の音楽や映画の題名などほとんど分からなかったのだが、何となく楽しむことができた。

ちょうど五木氏が、今の自分と同じ40代前半の時の討論集なのだが、五木氏の語りの広さに閉口するしかなかった。また、劇作家の唐十郎さんの「身体論」が非常に新しいと感じた。
印象に残ったやり取りを引用してみたい。

五木 「キャバレー」という映画でね、ファシズムというものをセックスの問題として把えていたのでひじょうにおもしろかった。ぼくらは政治的偏見から自由にならなくてはいけないけれども、性的偏見からも自由にならなければならない。つまり、春闘の問題と性の問題を同じ次元で語らなければいけないんじゃないか。
寺山 それはそうだ。二十年前からデモも同じ文句を掲げて同じ歩みで歩く。その意味でエロスがないですよ。エロスなき政治運動は自滅する。

初詣

昼過ぎから家族を連れて、近所の鷺神社・鷲神社へ初詣に出かけた。
この神社は春日部市内にある杉戸町の飛び地に建てられており、境内右側が北葛飾郡杉戸町本郷鎮守「鷲神社」で、境内左側が春日部市小渕鎮守「鷺神社」となっている。そのため坪鈴も賽銭箱も二つ並んで置かれている。

新年から交通事故のニュースがテレビを賑わしており、交通安全を誓ってきた。交通事故は相手だけでなく自分の生活の全てをも壊してしまう。
眠気や疲労がたまった状態でハンドルを握ることのないように、生活習慣や健康に配慮したい。

『ブロードウェイと銃弾』

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地上波で放映された、ウッディ・アレン脚本監督『ブロードウェイと銃弾(原題:Bullets Over Broadway)』(2004 米)を観た。
売れない作家がマフィアの資金と一癖ある役者たちで舞台を作っていくドタバタ劇である。コメディという括りだが、演出や役者の顔ぶれで台本の調整が求められる舞台作家の悩みがよく伝わってくる真面目な作品であった。