畑野旬『エコカー戦争:次世代クルマ競争に勝ち残るのはどこか』(洋泉社 2009)を読む。
表紙にトヨタプリウスや三菱i-MiEVなどの写真があったので、カタログのような気楽な内容であろうと思い読み始めたのだが、リチウムイオン電池やスマートグリッド構想に伴うメーカーの動きや、自治体のインフラ整備といった堅めの内容の本であった。
各メーカーの環境に向けた取り組みの方向性の違いや、電池開発の企業との連携など分かりやすかった。また、ハイブリッドの形式の種類や、燃料電池車と水素自動車の違い、クリーンディーゼル車の中身など、知っているようでよく知らないことも詳しく説明されていた。2時間強で読むことができる「ちょうどいい」内容の本であった。
『エコカー戦争』
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