道灌山保育福祉専門学校のパンフレットを読む。
1966年に設立された名の通った学校で、西日暮里の駅から徒歩5分の大変通いやすい場所にある。道灌山とは西日暮里駅付近の台地の名にちなむ。2年制で幼稚園教諭と保育士の2つの免許が取得できる。1999年には保育科を卒業した学生対象の介護福祉士専攻科も開設されている。併設の幼稚園や保育園もあり、見学や参加の実習体制が整っているのが魅力である。
竹早教員保育士養成所と同じくらいの評判であるが、どちらも教育がしっかりしており、安心してお勧めできると思う。
月別アーカイブ: 2009年10月
パンフレット研究:竹早教員保育士養成所
竹早教員保育士養成所のパンフレットを読む。
1888年に創立された東京府教育会付属保姆傳習所を母体とし、1949年に竹早教員養成所として出発した、120年の伝統がある学校である。2年間で幼稚園教諭と保育士の2つの免許が取得できる。朝8時45分から15時50分まで、2年間週5日みっちり授業が詰まっている。後楽園や茗荷谷の駅から歩いて11分の都心のど真ん中にあり、就職率と100%と安定しており、オススメの専門学校である。
本日の東京新聞夕刊から
本日の東京新聞の夕刊に、東京・山谷地区のホームレス支援に取り組むNPO法人ふるさとの会(東京台東区)の活動が紹介されていた。
同会では、老朽化したアパートを改築し、生活の苦しい高齢者向けに「自立援助ホーム」として賃借し、生活保護費の枠内で運営するモデル作りに取り組んでいる。この「ホーム」では入居者の身の回りの世話をする職員が24時間常駐し、入居者に個室をあてがい、共用食堂で三食の給食サービスを行う。
しかし、生活保護費の枠内では6畳の個室が確保できず、6畳間に壁を作って三畳間にしている。同会の滝脇理事は「民間だけでは三畳が限界。ついのすみかとしては不適当で、公的な支援が必要だ」と説明する。さらに群馬県の老人施設・静養ホームたまゆらの火災について、同理事は「これまで知られていなかった問題が注目されている。悲劇を繰り返さないためこの機会を逃してはいけない」と、支援付き住宅の必要性を訴える。
国の支援が期待できない高齢の野宿者の居住については、行政の施設に頼ることは難しいし、かといってボランティア的な要素が強くても運営は長続きしない。同会のようなNPO法人が主体となって公的な支援を受けながら商業ベースで運営していくのが望ましいのだろう。
同会の滝脇理事は私の学生時代の友人である。経験・学識ともに豊富な人なので、必ずや商業モデルとして普及に導くであろう。
『ラブホテル進化論』
金益見『ラブホテル進化論』(文春新書 2008)を読む。
執筆当時、神戸学院大学大学院博士課程在籍中の女子大学院生であった著者による、日陰の存在であるラブホテルを対象にした研究論文である。
ラブホテルは決してセックスの場の提供だけでなく、住宅事情と恥が絡んだ日本の文化であると定義づけ、その誕生から発展、そして未来像まで丁寧に述べられている。
『インモラル』
杉本彩『インモラル』(新潮文庫 2005)を読む。
先日読んだエッセーが小説になった内容で、離婚してマスコミ業界の相手を取っ替え引っ替え、自由に性を追求する女優の物語である。作者と思わしき主人公が、過去や悩みを語る私小説の形をとっている。