学習院女子大学のパンフレットを読む。
1950年に設立された学習院女子短期大学が、そのまま4年制に移行された大学であり、その起源は古くは1885年の華族女学校にまで遡る歴史ある学校である。
日本文化学科、国際コミュニケーション学科、英語コミュニケーション学科の3学科からなる国際文化交流学部の単科大学となっている。
パンフレットは海外研修や資格取得、就職支援など一通りの項目が並ぶだけのありきたりなものであり、カリキュラムとこれといって目新しいものはない。授業内容も○○学や○○論、○○演習などの立教大学、学習院大学、日本女子大学、早稲田大学の5大学との単位互換制度や着付けや華道などの伝統文化実習が目を引く程度である。
しかし就職率ランキングでは大学全体で7位、女子大学では1位という実績である。偏に入学してくる学生の「質」が良いのであろう。出身高校別のデータを見ると、淑徳与野や山脇学園、江戸川女子など私立の女子高校出身者の多さが目立つ。下手に学生を下に見たような改革に走らず、「学習院」というブランドを守っているところに大学運営の成功の秘訣があるのだろう。
パンフレット研究:学習院女子大学
コメントを残す