日別アーカイブ: 2008年11月30日

『オール1の落ちこぼれ,教師になる』

 宮本延春『オール1の落ちこぼれ,教師になる』(角川書店 2006)を読む。
 タイトルの通り,中学校時代オール1の成績表をもらいながらも,見事難関国立大学に合格し,現在は教員として活躍する著者の半生記である。
 著者は,中学卒業後見習い大工となり,18歳両親と死別し天涯孤独の身となったが,音楽と少林寺拳法に出会い,アインシュタインのビデオを見て感動したことで23歳で通信制高校に入学,そして,現在の妻の励ましもあって見事に「現役」で名古屋大学理学部に入学したというドラマのような波瀾万丈な人生を送ってきた。そして,大学院を終了後,現在は,数学の教員として母校の私立豊川高校の教壇に立っている。
日本酒を飲みながら読んだので途中の記憶が曖昧であるが,「新米」教師の熱い教育観がひしひしと伝わってくる。

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