ペリカン便でお馴染みの日本通運が母体となって,1965年に創設された新しい大学である。流通や物流のビジネスの発展を開学の目的の置いており,実学主義・少人数主義の徹底を貫いている。現在では経済学部,社会学部,流通情報学部,法学部,そしてスポーツ健康科学部の5学部からなる中規模総合大学へと変貌を遂げてる。
茨城県の竜ケ崎キャンパスと千葉県にある新松戸キャンパスの2つからキャンパスを選択するシステムになっており,両キャンパスに同じ科目が設置されている。重点部としてサッカー,ラグビー,硬式野球,柔道,剣道,駅伝,アメリカンフットボールなどが指定されており,これらの部に所属する学生は竜ケ崎キャンパスで寮生活を送り,4年間競技に集中できる環境が用意されている。他大学のように法学部や商学部の中にスポーツコースを設けるよりも,スポーツ健康科学部を設置してずばり「アスリート養成」を謳うのはすっきりとして感じが良い。
聞くところによると,ギャルやギャル男といった地元の派手な学生が多いということだ。付属の柏高校からの進学者もほとんどいないようだ。学部再編も含めた思い切った改革が必要であろう。
新松戸キャンパスの紹介ページに「近代的でありながら解放感あふれるモダンなキャンパス」と誤植があった。たった一文字であるが,感性に訴えるパンフレットなので印象は悪い。